どういった部分が問題なのか？

どこにでもよくある屋根の棟です。

もう一度言いますが、どこにでもよくある屋根の棟なんです。

このように「のし瓦」の上に「冠瓦」を積んで棟を形成しております。

しかしよく見ると・・・

ところどころ「のし瓦」が、ズレていたりもします。

この鬼瓦も

まずは棟の撤去をします。

この棟を・・・

解体していきます。

こうなっているんですね・・・説明は？

少し今の棟の説明をします。要するに屋根の上に、棟を置いているような感じなんです。

この現場では下から3段目まで「のし瓦」の部分を針金で数か所固定されていました。更にその上に残りの2段を置いてから・・・モルタルで冠瓦を固定していただけでした。

棟を全て解体しました。

補強棟設置準備

棟の廻りも補強のため、仮に撤去します。

補強棟の取付準備ができました。

補強棟の金具設置

棟にこのような金具を取付けます。

棟を補強していきます。

補強棟

しっかりとした棟の骨になります。

南蛮漆喰

補強棟に黒色の南蛮漆喰を埋めていきます。

棟全体に南蛮漆喰を付けました。

7寸丸瓦

南蛮漆喰の後に7寸丸瓦を取付けます。

これで完成となります。

完成写真

まずは下から見ても、違和感はありません。